WISTORIA★TURISMO

   同人サークル「ウィストリア」「W TURISMO」活動案内  <2019年8月、Yahooブログから移転>                          赤以外の色字にはリンク色々いれてあります。ご参照ください。

★編集後記&補足(+ボヤき) ~マニアックJ~

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P6~9 雨さま:北海道関連
昔の私自身が「北海道の神社は明治以降のものばかりだろう」と勘違いをしていたもので、これは全国民にも認識を改めて戴かないと!と思って企画しました。しかし私、未だに北海道へ行ったことがなく・・・・・・ ←2013年に初訪問
ここは搦め手で、夏コミ直前の判断力の鈍っているであろう時期に、依頼だ!
 「北海道の凄さを知らしめてやって下さい!」
そのお返事が↓これです。
 「この私にお任せアレ」
うわ、予想を遥かに上回る超快諾!!
さすが心は道民です。遠慮なく丸投げいたしました★
そして松邦ファンの方、お気づきでしょうか。雨降ラ師氏直筆イラスト、おそらく本邦初公開! 今回も「写真禁止」だったのですが、「Wでの挿絵は不要」とのこと。てっきりお知り合いの絵師さんに依頼するのだと思っていたら・・・お宝です。
 
P10-  うねとり様
トランクには登山靴も防寒着もあったのに、拝殿がすぐソコに見えていたからジャケット一枚とスリッポンで出ちゃってこの有様。2月でも、内陸と違って三陸は暖かいのです。とは言え、あれは凍傷三歩手前だったような・・・・・・
この時の岩手旅行の訪問リストに神社は1つもエントリーされていなかったのに、帰宅するとSDカードには12社分の画像が入っていました。神社って、コワい。
「卯子酉」から来ている社名なので元は「うねとり神社」なのですが、村発行の広報紙は全て「うのとり神社」となっているため、第三版から「うのとり」に直しました。
 
P12- たな様
初登場、松邦神社さんの幽霊メンバー!!(失礼)
イラスト部分は資料も指定もなく、「何でもOKです!」と言われたので、私が勝手に描きました。平安時代にも疎いので、以前お借りした「有職故実」の本を片手に。
ところで「浅葱」は日本画では鮮やかなブルーですが、実際社頭で見る浅葱袴は濃い目の水色。どちらにしても、なんでこの色が昔「浅黄」だったのか、不思議ですね。
最初黄色で、化学反応で青になる天然染料でもあったかな??
尚、コメントのイラストはご本人に怖いくらいそっくりです。。。生霊レベル。
お手持ちの狩衣はさすが趣味の良い柄で「一度コミケでご披露戴きたいな~」と思っているのですが、参拝が集中する年末なんて絶対に無理ですね💦
 
P15-  竹河さま
佐渡に行かれると聞いて、速攻依頼。
「よし、これで自分は隠岐へ行ける!!」
佐渡は比較的近いので、関東人には「いつでも行けるし」という侮りがあります(で、結局なかなか行かない・・・)。
重蔵神社、天冬衣命を主祭する神社は大変珍しく、能登半島と出雲の関わりも微妙なので興味深い。鳥居は2019年に再建済★ 当然、耐震構造でしょう。おかげで2022年の地震では被害無かったようです。(他の神社の鳥居がバッタリ倒れてニュース映えしてた)
 
P17 Ozさま
いやホント、凄いんですよ。。。。
『じんじゃらん』では行ったことのない神社は「取り扱い禁止」なのですが、エリア特集となるとそうも言っておられず。しかし調べても調べても「こりゃ現地に行かないとわっかんねえわ・・・」って件が今回も複数あって(しかもかなり遠方で当然マイナー)、イベントでお会いした時にダメもとで
 ※「○○神社なんて、行ったこと…ありませんよ…ねえ……?」なんて聞いてみると、
  「ありますよ。画像もありますよ。多分、由緒書きもその中に…」 ※
 (※--※部分、繰り返すこと数回)
恐ろしい・・・
そして「この前行ってきた神社で、イイのがあったんですよ」とOz様が言うと、大体がこんな神社です。属性の近い方は、ぜひOzさまのサイトをご覧下さい。
 
P18  宮さま
数少ないマンガ形式!ありがたい!! この、子供が段差で離れている狛犬も珍しい~ 千葉湾岸沿いは関東でもWの手薄なエリアなのでお宝情報です👍
そして寄稿者の中で唯一の、締切り前倒し大王。。。。且つ、手直し部分皆無の完璧原稿!!優勝です。(見習え自分・・・)
 
P22 かごめ様
いやなんか、実際は熱く御守りを語る方で。
そうか、そんなジャンルもアリか!と開眼したくらい。なのにたな様と同じく、文章にするとなんでこんなに大人しいんでしょう??(笑)
イラスト部分は資料も指定もなく、「何でもOKです!」と言われたので遠慮なくWの30年コレクションから(以下略)。
昭和に比べると、御守りはホントにステキなものが増えました
業者さん、エンブレムタイプで発光式の車外用マグネットステッカー作って下さい!
 
P27~ 登拝
Wが一番追及している「温泉神社」について書くはずだったのですが、記事にするにはあまりにも現地踏査不足だったので、こちらにしました。山系神社が好きなお方には、切り離せない分野★
しかし・・・私は幼稚園児の頃から森林限界を超える登山をしていた(させられていた?)ので、「初心者」というレベルがイマイチ不明です。書いといて何ですが。。。慣れてる人でも、普段の運動程度や基礎体力、体質・体調にもよりますね。「自分は体力も無いし自信も無い」という場合は、記事の内容を守って登拝して戴ければと思います。
尚、御嶽山レベルになると高山病の症状が出る人も多いので、ご注意を。
掲載した山の記録はこちらへ→ 早池峰山御嶽山村境の山
※Yahooブログ時代の記事なので段組みが再現されず、読みにくいです・・・
 
P37 御柱
発案?は四賀氏ですが、情報元は行きつけの居酒屋に集う諏訪人や前職場の諏訪っ子。今はこういう禁忌や習慣も薄らいではきたようですが、「ああ、昔はそうだったねえ」と言うその「昔」が、何だかそう古くは無さそうなニュアンスを感じました。
御柱にかなりの費用がかかるので、いまでも結婚式は敬遠されるとか。
「地元で祭りがあるので今年は結婚できないと言われた」なんて女性からの人生相談をネットで見たことがありますが、並ならぬ理解が必要です。
ちなみに、さすがに大祭前年(今回で言ったら2009年)に柱を建てる神社は少ないそう。それででしょうか、同じく「数え7年ごと」の北信・戸隠「式年大祭」は御柱前年の丑と未にいたします。
尚、同じように名高い真冬の御神渡りですが、近年の温暖化により発生が稀で希少価値は益々高まり注目されたせいか、発生しそうになるとアホな部外者が結氷した湖に立ち入るというトラブルが発生しております。ロープに赤旗があれば「危険なので立入禁止」、白旗であれば「釜穴などのない指定された場所においては歩いても良い」という地元ルールがあるのですが、その結果何が起ころうと自己責任。岡谷の知人は「30年前なら対岸の店まで自転車で突っ切ってた(「御神渡り」部分は自転車をかついで乗り越えた)けど、今は誰もやらない。危険すぎる」とのこと。まして諏訪湖素人の余所者がやることじゃありません。どうしても湖氷の上に立ちたいなら、お金を払ってワカザギ釣でもしてください。(それでも毎年数人が落ちてるけど)
※2022年の大祭について
コロナの影響で各地の祭りが中止されるなか、やりました御柱! 但し、「木落としナシ」「動力曳き」で。。。。よく耐えたな、諏訪っ子たち💦
氏子も世代交代してるから、「良識のある市民」の割合が増えたのでしょう。企業にも余裕がなくなり、もう手放しで御柱優先!って風潮は薄れていくのかもしれません。良いことだけど、寂しくもある・・・
 
P39  萌え絵?
「ここのイラストが決まらなくて困ってるんだよね」と言ったらきた、知人からのアドバイス。「せっかくだからそこに萌え絵を描こう。」
何がせっかくだ…と言いつつ、言われた通りに描く衰弱気味の修羅場脳。
「ええと・・・胸がでかくて、ロリな、アホ面娘を描けばいいんだよね・・・??」
やはり、コミケ合わせって良くないです。
 
P42 佐野さま
写真掲載(掲載許可不取得)は本来ダメなんですけど・・・既に頁を開けて用意してしまったし、桃園を掲載しないのは惜しい。まして「段差なんてあって当たり前」「平地の神社は魅力半減」と思っていた私にとって、疑問にも思わなかった衝撃的なテーマ。
故、画像データを送って貰ってイラレでデフォルメし、主線を薄くしてから印刷+リアルにペン入れ&トーン貼。次の版では手描きイラストにできるよう努力します。情熱をかける場所が間違っている、とよく言われます。(←第三版で差替え済
 
P44~隠岐
由良比女神社、ネット上の非公式サイトでは「旧村社」になっていますが、『名』と『辞』では「旧郷社」ですので書物を優先しました。
ここのイカな様呼子佐賀県)以上。何かといえばイカイカイカ・・・! なんか昔はイカボックスなんてものまであったみたいで・・・・・・ 何かしら、古語で神威を表すイカツ(厳)に通じているのかもしれませんね。
島民のお話によれば、隠岐に寺は少ないけど神社は多く、お葬式など「普通は神式」だそう。珍しいですね。隠岐旅行記録はこちらへ→ 島後島前
     
P52 屋根上のブツ
経験から算出した遭遇確率は5%。出会えたら幸せな気分になります。
 
P54 沖縄
これまた行ったことの無い土地なので、知人の琉球出身者達(30~40代)から情報を集めました。沖縄でも戦後の占領治下でたくさんの神社が消滅しましたから、「神社に不快感を持っていない」というのはあくまで「若い人のお話」ですね。
そして、コミケでご指摘戴いて載せ忘れに気付いたのですが、沖縄の神社では注意点があります。それは、神社は全域が「禁足地」ということ。
本州の神社にも「神域」という禁足地はありますが、沖縄では境内が禁足地のことがあります。何故ならば、沖縄の9割の神社は元がウタキ(御嶽)だから。ウタキは基本、ノロ以外立入禁止」「男性は立入禁止」なんです。
沖縄本島は観光化しているため、市街地の神社はほとんど立入りOKですが、離島はそりゃもう要注意。鳥居があっても、他の人が立ち入っていても、本土感覚で「神社だ~♪」なんてズカズカ入っていかないようにしてください。(※この内容は第二版から追加しました)
 
P61 白地図
 余ったんです、頁が。
 本当はこういうのを折り込みで入れたり、ポスターにしたりしたかった。
 
P62 締めイラスト
イラストの寄稿も中々無いのでこれも嬉しい♪
狛ハトって・・・何でもアリですねホント まあ、狛魚もあるくらいだからな・・・
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 後 記
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『じんじゃらん』と作りは同じですから勝手知ったる進行だったこともあり、前回の反省からデータ関係をコツコツ整えていたおかげもあり、今回は締切りピッッタリに終わりました。クロネコヤマト最終集荷が19:30(田舎は早い…)なのですが、駆け込んだのが19:28。ネコピットに、感謝。
今回の目標は「絵の充実」。前回がひどかったもので
その反動で、直後の「出雲紀行本神社スペシャル」ではかなりの社殿イラストを描いた程。今回は「あんな感じで、全ての社殿をきちんと書いて、トーンも貼るゾ!」と意気込んでいました。私にとって、社殿模写は写経に等しい心持ちなもので・・・
が、しかし、気付くと山に一生懸命トーンを貼っている自分・・・――――
いやつい、というか、私にとっては山を描くのも写経に似た(以下略)
結局、一番綺麗に仕上げたかった島神社に手をつけられたのが入稿4時間前。
鵜鳥神社に至っては下描きナシの筆描きでした。むむ・・・無念。
 
そして、最後のおくづけ。
そう、扉頁と同じくこれ、連作なんです。「こんな感じでこんな長さの・・・」「分割して掲載しても自然なように・・・」と依頼して創られた詞です。
せっかく綺麗な韻を踏んでいても「趣旨に合わないから、ここの言葉何とか変えて!」なんてことも(←ひっど)

そんな詞は、あと2冊分のストックがあります。
しかし次の『じんじゃらん』の企画は決まっていません。5年後くらい?と漠然と思っている程度で・・・。
マニアックを出して当面の気は済んだし、しばらくは漫画の方に専念したいというのが尤もらしい理由ですが、その陰で
「世間がパワースポットに浮かされている中では出したくないよな・・・・・・」
と呟いている奴がいます。誰だ。
 
神社好きが増える一助にはなりたいのです。
しかし、神社へ行く理由が「パワー目当ての自己利益追求」な人が、ステキな神社好き(イメージです)に生まれ変わる確率は何%あるのだろうかと考えると、どーしても懐疑的にならざるを得ません。
メディアや時流が何かを煽ればそちらに簡単に流れていく、ニシンみたいな生物じゃなあ・・・ いや、ニシンは好きです。DHA
 
「おそらく有名神社オンリーとなるだろう次回作」を、この風潮の中で出すのは、ちょっと・・・・・・。 それに、5年後ならコミケスペシャがありますしね!
流行が冷め切った頃に、またお会いしましょう (*^▽^*)/