WISTORIA★TURISMO

   同人サークル「ウィストリア」「W TURISMO」活動案内  <2019年8月、Yahooブログから移転>                          赤以外の色字にはリンク色々いれてあります。ご参照ください。

つるかめざっかコンビニエンス17・レポート

高知市においておこなわれる同人誌即売会黒潮雑貨」の、文化祭バージョン
 
Jの委託をお願いしているOz様からチラシを戴き、「禁止事項は犯罪とコスプレでの外出だけ」というキャッチに魅せられて、うっかり申し込んでしまいました。
四国はまだ徳島の海沿いを走っていないし、高知の牧野植物園も行ってないし、エチオピア饅頭の謎も解明していない……―― よし、久々に直参旅行だ!
 
しかし。
またしてもうっかり週繋ぎの有休を2月に2回も連続してとってしまった為、さすがに3回目はどうかと思われ。なのに週明けの月曜日は外せない会議があるので、絶対出勤。でも、せっかく四国まで行って一泊ってのは、それこそ有り得ません。
 
よって金曜日、17時の終業後に速攻ICに乗って中央道をGO
名古屋~大阪の緩渋滞を抜けて、ノンストップ5時間でなんとか鳴門に到着。
翌日は雨の為、ただの沿岸ドライブをして午後高知に入り、鰹の塩タタキで一杯だ―――――
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サイトに情報が無かったのですが、どうやらこの文化祭バージョンは1年に1回のサイクルで開催しているらしく、今回は17回目の開催。つまり、17年続いているそうです。

常道化している為か、特殊な出展(飲食など)の面子はいつも大体同じ。
参加はほとんどが四国内の方で、あまり遠方からの参加者は居ないそうな。
「犯罪」と「喫煙」と「コスプレ外出」と、何故か「床を傷めるのでスパイクや下駄での来場」を禁止。どんな床だ?
と言っても「自分でよく考えて」「責任は自分で取ること前提で」「どうぞ!」で、かなり自由です。当日わかったのですが、一応「こんなのやりたい」と申し込んで、主催側と闘って、主催側に勝てばその内容で出られる―――というのが基本設定だとか。
で、ラスボス(会場側)が結構フレキシブルというか、ドンマイオッケーなというか……「いいですよー」という感じなので、闘う必要もあまり無い模様で(過去実績)。高知って、ステキだねー……
 
まあ、さすがにナマモノ(刺身とか)だけは許可しないそうですが。
つまりなんと、火気OK。 油での揚げ物以外なら、コンロ・バーナー、全然オッケー!!
(いや、炭火はダメだよね?一酸化炭素的に……) 
ラクル……ラクルですよここ……!!
 
スタッフさんいわく
黒潮ではスタッフはスタッフだけど、つるかめではスタッフも遊んでいい。1年に1度の息抜きイベント
との通り、皆で適当に緩く楽しむイベントです。
 
配置は「同人誌アリ」が4F(コーヒー、リキュール、うどん、たこ焼き、タルトに和菓子、メディアの食べ物再現、
フラワーアレンジメント、整体etc..)、「同人誌ナシ」が3F(フリマや雑貨、ビデオ上映会など)。
アリでも「火気」「電気」「水物」を扱うサークルは、本だけのサークルの迷惑にならないように壁際や別区画に固められています。
 
私は前々から「神社本をメインで頒布して、購入した方に日本酒サービスしたいな~」と思っていたので、「同人誌頒布して日本酒を振る舞います」と申し込み。結果、4Fの「水物サークル」になりました。
 
場所ははりまや橋の交差点からすぐの高知商工会館
当日は10時サークル入場で、開場は11時。
そう…準備・飾りつけの時間は1時間しかありません。友達がいないWはいつも一人参加。そのくせ今回は、こんな感じのディスプレイ↓
イメージ 1 ←床はカーペット!
会場Pはタワー式なので「車を停めて一人搬入」は出来ないとふんで、会場まん前のホテルに前泊し、「半袖Tシャツに運動靴で階段/EV半々搬入&30分で飾りつけ」。さすがに汗だくでした。南国土佐をうっかり満喫。
 (実際は、搬入の為なら入口前にしばらく停めてオッケーと当日わかりましたが…)
 しかしアバウトで自由なイベントのため「絶対に何時に○○します!」という感じでは無いので、比較的大らかに準備できました。
 
11時、一般参加者入場です。
さっそくカツオの染めが入った手ぬぐいを頭に巻いて、特注藍染めの前掛けを。食用アルコールに衛生菜箸、使い捨ての小分けプラカップ等々・・・・・・ええ、その点は腐っても(何故か)調理師ですから
準備万端、バッチリ、キッチリ
 
しかし、本をご購入下さる方は皆「車なので…」「お酒呑めないので…」と、ワタクシを振りまくります。 あれえええ…?? 事後飲み会があるから、そんなに車率は高くないと踏んでいたのに。。。。
 
どうやら火気エリアの常連さんに「¥500で飲み放題」(?)の飲食スペースがあって、呑む人はそちらに流れているようです。¥500で飲み放題って一体どんな酒なんだろう……?? 噂ではレア物ばかりだとか…
うちは元々購入者に振る舞うのが目的で、有料でも原価設定なのですが、¥500/∞には負けるなあ……
それにしても、土佐3種と信濃5種、合計5升も持ち込んだのに、まさか1本しか開かないまま正午を迎えるとは……
 
スペースカットも悪かったんですよね……最初は「購入下さる方に無料振舞い」しか考えていなくて、その時にカットを提出したものだから「日本酒が呑める」とは全く書いていなかった。「神社と日本酒」だけでは、本の話だと思った方がほとんどでしょう。
 
そして、Wは火気を使わないので、スペースは普通の頒布エリア。
幸い壁際を戴いたので広さはじゅうぶんでしたが…
午後、13時になると、ステージでコスプレ中心にショーというか、出し物が始まります。Wのスペースは、そのステージの真横! ショーは中々面白いものもあったし(Tiger&Barneyとかギャバンとか)1時間くらいで終ったのですが、その後はレイヤーの方々がステージで撮影会を始め、こちらのスペース前にも溜まってしまって、声をかけても声をかけても(以下略)
 
5升なら2ヶ月弱で自家消費する量だから、全部余っても全く困りません。この季節は冷蔵庫要らずですし。(というか、冷蔵庫に入れないとシャーベット化・・・)
でも、土佐の人に「Wオススメの土佐&信濃の酒」を、呑んでほしかったのになあ~
 
このイベント、前述の通り飲食ブースやら奇特サークルやらで、客として行きたい出展盛り沢山です。
ああ、お腹もすいてきた… 一般参加で来たほうが良かったんじゃなかろうか―――
こうなったら他の方みたいに行商(これも禁止されてません)にでも行くか?
いや、元々「神社本を求めた方に酒を振舞いたい」のであって、本や酒の販売が目的じゃないから意味が無い。
「酒は要らない」という方にムリヤリ振舞っても、この心は満たされない……!!
 
――と暇なので一人悶々としていましたが、14時頃からチラホラと「呑み目的」の方が訪れて下さるように・・・先にご利用くださった方が、他の方に口コミしてくれたようです。購入者の方もどんどん呑んでくれるようになって、うわー、これも呑んでみませんか? これはどーですか? と、ようやく念願の振舞い発揮!!
 
残念ながら、ご自分のスペースで呑むからと持ち帰りの方が多かったので、そんなにあれもこれもとは振舞えなかったのですが―――
信濃の酒を土佐の方にも試して戴けて、本願叶ったりですf:id:wistorian:20190926192927g:plain
呑み客だったフラワーアレンジメントサークルさんら綺麗なお花も戴き、スタッフの方々にもたくさんご利用戴きました。ありがとうございました!!
ご提供の日本酒についてはこちらをご覧下さい。
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で、結局。
予定では15時に営業終了して早めに出発するつもりでしたが、「まだ来るかも、まだ来るかも」と引き伸ばし、閉会の17:30まで営業してしまいました。 ああぁ、睡眠2~3時間、決定・・・・・・

終わりの方はコスプレの方も居なくなって、のんびりとした雰囲気。
17:30の終了アナウンスがあっても、この場所で続けて「事後呑み会」になるので、何となく片付けたり、そのまま呑み会に突入OKなスペースはそのままだったり……いやあ、いいですね、このダラダラ感。
そんな皆様がまったりする中、Wは急いで片付けてスタッフさんに手伝ってもらって、一発搬出(ありがとうございました)。速攻ふかして、18時には高知ICへオン!
 
しかし、すぐには突っ走りません。
土佐と信濃の気温落差は、半端ない。「北へ帰る準備」というものが必要なのです。
まずは南国SAにて、寒さと内陸生活に再び耐える為のエネルギー(鰹のタタキ丼/冷凍)を補給。
トイレで半袖インナーを長袖タートルネックに替え、リストウォーマー・レギンズ・レッグウォーマー(極厚)を装・着!(戦隊風に)。上着ユニクロフリースから、本格ダウンとウィンドブレーカーにチェ―――ンジ!
間髪入れずに北上し、瀬戸内中央道にて四国脱出、あとはひたすら東征し、高知から松本まで約690km、実質走行6時間半でゴォ―――――ル。
 ・・・・・・さすがに疲れました。
 
そして  タタキ  旅 の余韻を噛み締めながら、満ち足りた気分で長野県入りしたこの目に突如飛び込む
「ただいまの気温 -8℃」
見た瞬間、血管がキュっと締まった音まで聞こえた気がします。とにかく、春な夢は一気に覚めた。 信濃の冬は、あと2ヶ月、あるんだよ。
 
戴いたフラワーアレンジメントも部屋にそのまま置いておいたら凍りますから、毛布でくるんで防御し、翌日会社へ避難。室戸で買った大量のポンカンとキンカン(信濃では栽培不可能)は、いま、少しずつ、大事に大事に、食べています……。
 
冬に四国へ行ったのは初めてですが、ああ、なんて素晴らしい避寒地、土佐
いつかまた、行きますよ。。。
因みに土佐銘菓「かんざし」とカツオ人間グッズは、職場で大変好評でした。