『天地の祭典 序の章』(2-1-1')

完売となっておりました長編の一巻目。ようやく再版です。

　『天地の祭典　序の章』　(2-1-1 ' )　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 A5判・P20・単色刷り表紙 初版1999年・￥150

というか、またしても全頁リメイク。

『天地～』は、「奥の章」まで原稿紛失しておりますもので･･････

 

主人公・大国主命こと出雲のナムチが、幼馴染のスクナ彦と再び国巡りを始めるよ、の巻。「恐妻スセリ姫の追手から逃げ切るゲームの始まり」でもある、かもしれない。

 

前記にも書きましたが、日本神話本を期待して読むとガッカリ間違いナシです。「記紀」よりも「風土記」や各神社の社伝重視な上に、この絵柄ですから。普通期待されるであろう神話の煌びやかさやロマンはほとんど、いえ全く、ありません。

各地の土地神を紹介しながら破天荒な主人公たちがくり広げるドタバタファンタジーを、お楽しみください。。。。

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ところで。

表紙に使っているトーンは、両方とも既に廃版となって数十年（十数年ではない）のシロモノ。ずっと「コピーの切り張り＋手修正」で凌いでいましたが、今回やっとデータ化しました(トーンだけ/笑)　
うう、なんて便利･･･

 

そして初版は、もっと早く新刊を発行したい、どうやったらできるだろう？？と模索していた時期で。「時間をなるべくかけないで一冊作ってみる」という試験的な発行を、『幸魂』じゃアレなので『天地～』で試みよう！と、「矛」までは下書きもほとんどせずトーンも抑制していました。

 

本とにバカなことしてましたね、昔の自分って
そういう遣り方は、ある程度画力がある人じゃないと厳しいのにねー。
（だから多分、気に入らなくて衝動的に捨てちゃったんだと思います、原稿――）

 

冬コミ2015で頒布開始★